マカオの世界遺産・媽閣廟正殿、一般公開再開時期は17年4月下旬メド=約1年前に火災で損傷

昨年(2016年)2月10日未明、マカオの世界遺産・媽閣廟の正殿にあたる正覚禅林で火災が発生し、堂内の広い範囲が燃え、激しく損傷した。

正覚禅林には漁業や航海の女神として信仰集める媽祖(天后)のほか、地蔵菩薩、韋駄天が祀られている。

目下、正覚禅林では修復作業が進められているため、一般公開が中止となっている。なお、媽閣廟は4つの堂で構成され、正覚禅林以外の堂については見学及び参拝が可能だ。

マカオの政府系放送局TDMが1月23日午後のラジオニュースで報じた内容によれば、媽閣廟慈善委員会の柯萬乘主席が同局の取材に対し、すでに媽祖神像の修復をほぼ終え、その他の工事についても3ヶ月以内に完了の見通しとし、例年、旧暦3月23日(2017年は4月19日)の天后節(媽祖聖誕祭)までに一般公開を再開したい意向を示したとのこと。

媽閣廟正覚禅林(資料)-本紙撮影

媽閣廟正覚禅林(資料)-本紙撮影

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