マカオ警察、スタンガン所持の台湾出身20歳の男を逮捕=禁制品と知らずに持ち込み

マカオ治安警察局は3月1日、前日にマカオ国際空港から出発する際の保安検査でスタンガン所持が発覚した台湾出身の男(20)を武器弾薬関連法違反の疑いで逮捕したことを明らかにした。

警察発表によれば、空港保安スタッフが空港のX線を使った手荷物検査を実施した際、中に黒い棒状の物体が入っていたとして警察に通報があり、警察が現場へ急行して調査を行なったところ、攻撃性のスタンガンであったことが確認されたとのこと。

被疑者は警察の調べに対し、所持していたスタンガンは照明用途として2014年に台湾で600台湾ドル(日本円換算:約2200円)で購入したもので、2月26日に携行してマカオへ持ち込んだが、マカオで禁制品にあたることを知らなかったと供述しているとのこと。

禁止武器をめぐっては、昨年(2016年)8月にも当局の事前許可を得ず米国から日本刀を輸入した南アフリカ人の男、12月にはスタンガンを所持していたフィリピン人の男、催涙スプレーを所持していた中国人の女、今年2月には実弾を所持していたタイ人の男がいずれもマカオ国際空港で逮捕される事案などがあった。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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