今年（2017年）5月末、マカオの私立大学で学科試験の「替え玉受験」が相次ぎ発覚し、依頼者と代理受験者が複数逮捕されたのは記憶に新しい。

マカオ治安警察局は7月24日、さらに別の学生1名が一連の替え玉受験に関わったとして、同月23日に中国・内モンゴル自治区出身で、マカオの大学に留学中の20代の女子大学生を逮捕したことを明らかにした。

警察によれば、被疑者はインターネットのSNSサイトを通じて代理受験を請け負い、広東省珠海市で作成した偽造の身分証を使って試験に臨んだという。

なお、被疑者は警察の調べに対し、マカオの他大学の教育内容などを理解したかったため代理出席をしたが、試験は受けておらず、報酬も受け取っていないなど、容疑を否認する供述をしているとのこと。

警察は、被疑者を文書偽造罪で送検する方針。

警察が押収した証拠品（写真：マカオ治安警察局）