マカオに「ロンドン」テーマのカジノIR…米サンズ系が計画=既存施設をリノベ、投資額1千億円超

米ラスベガスサンズグループ傘下で、マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角にあたるサンズチャイナは10月26日、マカオで英国ロンドンをテーマにしたカジノIR(統合型リゾート)「ロンドナー」の開発などを含む10億米ドル(日本円換算:約1137億円)超の再投資を行うと発表した。

同社によれば、来年(2018年)第2四半期から18〜24ヶ月かけてコタイ地区で運営するカジノIR「サンズコタイセントラル」を大規模リノベーション及び一部拡張することで、「ロンドナー」にリブンランドするという。

同社はコタイ地区で「ヴェネチアン」、「パリジャン」というヨーロッパの人気観光都市をテーマにした大型IRを運営しており、「ロンドナー」を加えた3施設の相乗効果で集客増を狙うとした。

2012年に開業した大型カジノIR「サンズコタイセントラル」(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年7月ー本紙撮影

2012年に開業した大型カジノIR「サンズコタイセントラル」(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年7月ー本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun