マカオ、ユネスコ食文化創造都市への登録に成功…中国で3番目

国連教育科学文化機関(ユネスコ)はマカオ時間11月1日未明、ユネスコ・クリエイティブシティーズ・ネットワークへの追加都市リストを公表。マカオが食文化部門の「食文化創造都市」となった。

今回新たにリストに加わったのは44カ国・地域の64都市。このうち、食文化創造都市は8都市で、マカオのほか、イタリア・アルバ、米国・サンアントニオ、ブラジル・パラチなど。

マカオは大航海時代以来、東洋と西洋を結ぶ貿易港として栄えた。東西文化が見事に融合したエキゾチックな町並みが残るマカオ半島中心部の旧市街(歴史市街地区)が2005年にユネスコ世界文化遺産リストに登録され、インバウンド旅客急増のきっかけのひとつとなった。

前日(10月31日)には、マカオ歴史文書館とポルトガルのトッレ・ド・トンボ国立公文書館が共同申請していた「漢文文書(Chapas Sínicas)」がユネスコ世界記憶遺産リストへ登録されたばかり。

マカオといえば、多様な食文化の宝庫としても多くの観光客を魅了している。まず、真っ先にその名が挙がるのがご当地料理のマカオ料理だ。ポルトガル料理をベースに、アフリカ、インド、中国の調味料、食材、調理法などを融合したものであることから「大航海時代の味がする」とも言われ、代表メニューにアフリカンチキンやカレークラブなどが挙げられる。

また、21世紀に入って以降、大型カジノIR(統合型リゾート)施設が相次ぎオープンしており、核テナントとして広東料理、フレンチ、イタリアン、日本料理などで世界トップ水準を誇るレストランの誘致が進んでいる。このほか、エッグタルトやセラデューラといった欧風スイーツをはじめ、ポークチョップバーガーやカレーおでんといったB級グルメも存在感を発揮している。

日本の文部科学省のウェブサイトによれば、ユネスコ・クリエイティブシティーズ(創造都市)ネットワークとは、世界遺産等とは異なり、条約に基づくものではなく、ユネスコが主体として実施する一事業とのこと。文学、映画、音楽、芸術などの分野において、都市間でパートナーシップを結び相互に経験・知識の共有を図り、またその国際的なネットワークを活用して国内・国際市場における文化的産物の普及を促進し、文化産業の強化による都市の活性化及び文化多様性への理解増進を図るのが目的という。

中国では、四川省成都市と広東省順徳市がユネスコ食文化創造都市への登録に成功しており、今回のマカオが3番目となる。

昨年(2016年)スウェーデンで開催されたユネスコ・クリエイティブシティーズ・ネットワーク年次会議に参加したマカオ代表団ら(写真:マカオ社会文化庁長官事務所)

昨年(2016年)スウェーデンで開催されたユネスコ・クリエイティブシティーズ・ネットワーク年次会議に参加したマカオ代表団ら(写真:マカオ社会文化庁長官事務所)

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