「アジアのベストレストラン50」授賞式、マカオがホスト都市に=2018年から2年間

英国の老舗メディア企業ウィリアム リード メディア グループが運営する「アジアのベストレストラン50」が2018年から2年間、授賞式をマカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)ウィンパレスで開催することを発表した。

「アジアのベストレストラン50」は、2002年の「世界のベストレストラン50」、2013年の「ラテン・アメリカのベストレストラン50」に続き、2013年にスタート。アジア各地の料理評論家、シェフ、レストランオーナーといった多数のレストラン業界の専門家らの投票によってランク付けが行われるもの。これまで、シンガポールとタイ・バンコクが授賞式のホスト都市だった。

「アジアのベストレストラン50」2018年最新版の発表及び授賞式は2018年3月26日にウィンパレスで開催される予定。

11月8日にウィンパレスで開催された記者会見の内容によれば、マカオをホストとして選んだ理由として、東西文化の交差点として発展した歴史を背景にしたアジア、ヨーロッパ、アフリカなどの要素がミックスした独特の食文化を有すること、大型IRが相次ぎ進出する中、世界最高レベルのシェフが集結したことなどを挙げている。

マカオは今月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のクリエイティブシティーズ・ネットワークに「食文化創造都市」として新加入したばかり。マカオ政府旅遊局のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長も記者会見に出席し、授賞式でアジア各地からマカオを訪れるシェフの皆さんにマカオならではの味を体験いただくとともに、最高の食材が何でも入手できる場所であることなどを知っていただく機会にしたいとコメントした。

ちなみに、第5回目となった2017年版「アジアのベストレストラン50」のランキング1位は3年連続でタイ・バンコクのインド料理店「ガガン」。マカオからは、いずれもコタイ地区の大型IR(統合型リゾート)シティ・オブ・ドリームズ マカオ内に入る広東料理レストラン「ジェード・ドラゴン」とフレンチレストラン「ザ・テイスティング・ルーム・バイ・ガリオ」がそれぞれ初登場で32位、39位に入った。

マカオ・コタイ地区の大型IRウィンパレスで開催された「アジアのベストレストラン50」の記者会見。写真中央がマカオ政府旅遊局のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長(写真:Asia’s 50 Best Restaurants)

マカオ・コタイ地区の大型IRウィンパレスで開催された「アジアのベストレストラン50」の記者会見。写真中央がマカオ政府旅遊局のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長(写真:Asia’s 50 Best Restaurants)

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