マカオ政府統計調査局は11月22日、今年第3四半期（2017年7〜9月）の銀行業人材需給及び報酬調査統計を公表した。

今年第3季末時点でマカオにある28の銀行に勤務するフルタイムの行員数は6122人で、前年の同じ時期から50人の増加となった。このうち管理職及びマネージャー職が1644人、窓口係724人を含む一般事務職が2014人。

今年9月のフルタイム行員の平均月給（賞与等臨時給含まず）は前年同月から4.8%増の2万6890パタカ（日本円換算：約37.2万円）。窓口係に限ると5.6%増の1万6330パタカ（約22.6万円）。

第3季期末時点における空きポジションは前年の同じ時期から横ばいの238、一般事務職の空きポジションは101、このうち窓口係が25。

採用条件に関しては、71.4%が職務経験、95.4%が高等教育学歴、90.8%が中国語（いわゆる北京語）、94.1%が英語能力をそれぞれ必要とした。

第3季の新規採用数は294人、離職率は前年の同じ時期から1.2ポイント上昇の4.6%、雇用率は0.4ポイント上昇の4.8%で、人材需給バランスの安定を反映する結果だった。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）