マカオ・福隆新街のホテル併設バーで浸水したワインボトル多数発見…食品安全センターが全量破棄命じる

マカオ政府民政総署(IACM)食品安全センターは1月3日、同日実施した食品安全巡回調査でマカオ半島の旧市街地エリアの観光名所、福隆新街にある澳萊大三元ホテル併設のバーを訪れた際、浸水の影響を受けたワインボトル127本が見つかったため、当該商品について即時供用停止及び全量破棄を命じたと発表した。

その後、IACM職員立ち会いの下、全量破棄が実施されたという。IACMでは、食品を取り扱う業者に対し、陳列中及び倉庫にある商品を全面検査し、浸水の影響による汚染や包装の腐食といった食品安全上のリスクがあると認められるものを発見した場合、市民の健康に害を与える可能性があることから、絶対に食用として市民に供用せず、速やかに破棄するなどの措置を講じるよう呼びかけている。

また、腐敗または変質した食品を他人の食用として供用した場合、食品安全法違反で検挙の対象となり、最大で罰金60万パタカまたは禁固5年が科せられるとした。

同ホテルは海抜が低い場所にあり、昨年(2017年)8月23日に大型の台風13号が襲来した際、周辺一帯で大規模な浸水被害が発生した。

浸水の影響を受けたワインボトル=2018年1月3日(写真:IACM)

浸水の影響を受けたワインボトル=2018年1月3日(写真:IACM)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  2.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  3.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun