マカオ、公共路線バス車両のバリアフリー対応率約5割

現在、マカオには大量輸送を可能にする軌道系交通機関が存在しないことから、公共路線バスとタクシーが市民や観光客の移動にとって重要な移動手段となっている。

マカオ政府社会工作局は1月31日、立法議会議員からの身体障がい者の外出及び就業支援策についての質問に対し、書面で回答を行った。

同局によれば、公共路線バスに関して、交通事務局が車両更新のタイミングで低床型及び車椅子スペースのある車両の導入を進めているとのこと。また、昨年(2017年)11月時点の低床型バスの台数は全体の6割超にあたる577台、バリアフリー設備付きの車両は同5割超の496台となっており、バス会社が運転士を対象として設備の使用方法に関する講習を定期的に開催しているとした。

タクシーについては、昨年4月にサービスを開始した無線配車型のタクシーのうち5台がバリアフリー対応、10台が大型車となっているほか、交通事務局が来年以降に一般入札を経てライセンス発給を予定している100台の無線配車型タクシーについても、一定の数量をバリアフリー対応とすることを計画しているという。

マカオの路線バス(資料)=プラサ・フェレイラ・アマラル・バスターミナル—本紙撮影

マカオの路線バス(資料)=プラサ・フェレイラ・アマラル・バスターミナル—本紙撮影

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