マカオ、銀行の地元中小企業向け新規融資承認額上昇に転じる…17年下半期

マカオ金融管理局が2月12日に公表した資料によれば、昨年(2017年)下半期の銀行による地元中小企業向けの新規融資承認額が同年上半期から1.6%増、前年の同じ時期から5.8%減の128億パタカ(日本円換算:約1728億円)だった。

担保比率(融資限度額のうちの有形資産による担保部分)は同年上半期から12.4ポイント、前年の同じ時期から10.1ポイントのそれぞれ下落となる73.8%。

昨年末時点の中小企業融資残高は同年上半期末から6.5%、前年の同じ時期から11.0%のそれぞれ増となる775億パタカ(約1兆0461億円)。同年上半期末との比較における用途別では、製造業向けが29.4%、レストラン・ホテル関連業向けが18.2%増、建設及び公共事業向けが16.6%のそれぞれ増だった一方、運輸・倉庫・通信業向けは12.8%の下落だった。

昨年末時点の中小企業融資の延滞残高は同年上半期末から1.6%増、前年の同じ時期から9.7%減の5.2億パタカ(約70億円)。延滞比率は同年上半期末から0.03ポイント、前年の同じ時期から0.15ポイントのそれぞれ下落となる0.67%。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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