マカオ、2017年の公共路線バス利用者数2.1億人…2年連続大台突破

2月12日、昨年(2017年)の公共路線バスの運営状況が主要テーマとしたマカオ政府交通諮問委員会作業ミーティングが開催された。

マカオ政府交通事務局によれば、昨年の公共路線バス利用者数は過去最多となる2.1億人(延べ、以下同)で、2年連続で2億人の大台を突破。1日平均にして約58万人で、今年1月についても前年同月比で7%増だったという。

同局では、今後も公共路線バスを運営する3事業者(TRANSMAC、TCM、NEW ERAの3社)及び利用者の意見を参考にしながら、バスサービスの向上に努めるとした。具体的には、昨年、快速バスを2系統導入したことが支持されたとし、利用者数の多い路線を中心に快速バスの導入を検討するとのこと。

マカオは面積約30平方キロ、人口約65万人のコンパクトサイズの都市だが、昨年のインバウンド旅客数は約3260万人以上にも達した。目下、マカオ初の軌道系大量輸送機関となるマカオLRT(新交通システム)が建設中で、2019年頃に一部が開通予定となっている。

マカオ政府交通諮問委員会作業ミーティングの様子=2018年2月12日(写真:GCS)

マカオ政府交通諮問委員会作業ミーティングの様子=2018年2月12日(写真:GCS)

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