マカオ、今冬2例目のインフルエンザ死亡例…肺炎併発の90歳男性

マカオ政府衛生局(SSM)は2月20日、同日未明にB型インフルエンザに感染し、肺炎を併発した90歳の男性が死亡したと発表した。男性は多くの慢性疾患を抱えていたとのこと。

SSMによれば、今年(2018年)1月1日から2月20日午後1時までの期間、肺炎およびその他の合併症を伴うインフルエンザ患者を42人確認しており、このうち8割が予防接種を受けていなかったとのこと。20日未明に亡くなった90歳の男性のほか、前月には未接種でA型インフルエンザウイルスに感染した4歳の女児が溶血性尿毒症症候群(HUS)で亡くなっており、今冬のインフルエンザによる死者は2人となった。また、8例が現在も入院中、うち64歳の男性が肺炎を併発しており、危篤という。

SSMは1月23日の記者会見でインフルエンザ流行ピーク期に突入したと宣言。現在も依然として流行期にあるため、市民に対して各種予防措置を講じるよう呼びかけている。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月25日夜、同日マカオ域内で新たに1例の輸入性チクングニア熱感染…
  2.  シュンタック・チャイナトラベル・シップマネジメント社は11月25日、同社が「ターボジェット(Tu…
  3.  マカオでは、2023年1月1日に施行された改正娯楽場幸運博彩経営法律制度(通称「新カジノ法」)の…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月24日夜、同日マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例確認し…
  5.  マカオでは、ひと頃に比べて状況は落ち着いたものの、依然として悪質タクシーが暗躍しており、市民や観…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  5.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…

イベントカレンダー

11月 2025
      1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
« 10月   12月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年12月号
(vol.150)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun