マカオカジノ運営大手GEGが送迎シャトルバスにEV導入…業界内で初の試み

マカオでは、大型カジノIR(統合型リゾート)を中心に市内各所と施設を結ぶ無料送迎シャトルバス網が充実していることで知られる。

マカオのカジノ経営ライセンスを保有する六陣営の一角、ギャラクシーエンターテイメントグループ(GEG)は3月29日、マカオ政府が推進するCO2削減政策に呼応し、シャトルバスにEV(純電動)車両をマカオのカジノ運営事業者として初導入すると発表した。

同社では、昨年(2017年)末から中国本土とマカオの主要な陸路の玄関口となるマカオ半島北部の關閘イミグレーションとコタイ地区にある旗艦IR施設「ギャラクシーマカオ」を結ぶ路線でEV車両の導入テストを実施してきたとのこと。今後、他の路線も含めてEV車両による運行数を増やしていきたい意向を示した。

GEGでは、CSRの一環として日常業務における環境保護を意識した企業文化の醸成に取り組んでおり、傘下のIR「ギャラクシーマカオ」及び「スターワールド」が保護環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO 14001認証を獲得。また、社内に環境委員会、エネルギー管理委員会を設け、スタッフ向けに省エネ及び環境保護情報の提供を行っているとのこと。

ギャラクシーエンターテイメントグループが導入したEVバス(写真:Galaxy Entertainment Group)

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