マカオ政府統計調査局は4月30日、今年（2018年）3月の商品貿易統計を公表。

今年3月の商品貿易輸出総額は前年の同じ時期から3.8%減の10.3億パタカ（日本円換算：約139.5億円）。このうち、再輸出は4.2%減の8.8億パタカ（約119.1億円）で、品目別では電子部品が57.4%の顕著な減少。マカオ製の商品の輸出は1.7%減の1.5億パタカ（約20.3億円）で、このうち、たばこが51.1%減。商品貿易輸入総額は21.9%増の76.8億パタカ（約1039.6億円）。品目別では、携帯電話が179.2%、コスメティック・スキンケア用品が64.9%、ゴールド製ネックレスが33.7%のそれぞれ顕著な増加。同月の商品貿易赤字は66.5億パタカ（約900.2億円）。

今年第1四半期の商品貿易輸出総額は前年の同じ時期から0.8%増の29.7億パタカ（約402.0億円）。このうち、再輸出は2.9%増の25.7億パタカ（約347.9億円）、マカオ製商品の輸出は10.8%減の4.0億パタカ（約54.1億円）。商品貿易輸入総額は27.2%増の226.2億パタカ（約3061.9億円）。商品貿易赤字は196.5億パタカ（約2659.8億円）。

今年第1四半期の主要輸出先別では、中国本土が15.2%増の4.7億パタカ（約63.6億円）、香港が1.1%減の19.2億パタカ（約259.9億円）、EUが21.7%減の3995万パタカ（約5.4億円）、米国が25.9%減の3188万パタカ（約4.3億円）。品目別では、非紡績商品が1.3%増の27.9億パタカ（約377.7億円）。機械設備とパーツが315.8%増の4.9億パタカ（約66.3億円）、ダイヤモンド・ダイヤモンドネックレスが22.6%減の2.4億パタカ（約32.5億円）。紡績品及び衣類は6.3%減の1.8億パタカ（約24.4億円）。

今年第1四半期の主要輸入元については、中国本土が29.8%増の76.8億パタカ（約1039.9億円）、EUが28.3%増の59.7億パタカ（約808.4億円）、ポルトガル語圏諸国が29.9%増の2.0億パタカ（約27.1億円）。品目別では、消費財が23.9%増の146.4億パタカ（約1982.3億円）。このうち、コスメティック・スキンケア用品が52.9%増の11.5億パタカ（約115.7億円）、小型車及びバイクが45.3%増の4.7億パタカ（約63.6億円）、携帯電話が74.0%増の21.7億パタカ（約293.8億円）、燃料・潤滑油が22.9%増の15.6億パタカ（約211.2億円）、建築資材が30.1%増の6.0億パタカ（約81.2億円）のそれぞれ顕著なプラスだった。

今年第1四半期の対外商品貿易総額は前年の同じ時期から23.4%増の255.9億パタカ（約3464.9億円）。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）