マカオ、18年第1四半期企業統計…前年同期比で会社新設数1.3%減も登録資本金51.5%増

マカオ政府統計調査局は5月4日、今年第1四半期(2018年1〜3月期)の企業統計を発表。会社新設数は前年同期から1.3%(19社)減の1453社、登録資本金は51.5%増の2.4億パタカ(日本円換算:約32.3億円)だった。

資本金急増要因として、資本規模の大きい運輸・倉庫・通信業に属する企業の新規設立があったことが挙げられる。

新設企業の業種別では、ホールセール・リテール業が582社、ビジネスサービス業が304社、建設業が176社と多かった。なお、解散企業数は264社で、取り消し資本金は1.2億パタカ(約16.2億円)。

新設企業の登録資本金の規模では、5万パタカ(約67万円)以下が全体の76.7%を占める1115社、これらの合計資本金は2866万パタカ(約3.9億円)で、全体の12.2%。一方、100万パタカ(約1346万円)以上は26社、合計資本金は1.7億パタカ(約22.9億円)。

資本金の出所については、マカオからが1.1億パタカ(約14.8億円)、中国本土からが7095万パタカ(約9.6億円)で、このうちグレートベイエリアに含まれる中国本土の都市からのものが1412万パタカ(約1.9億円)を占めた。株主構成では、株主全員がマカオ籍という企業が1063社、マカオとその他の国家または地域の組み合わせが133社。

今年第1四半期末時点のマカオの登録企業数は6万2237社となり、前年の同じ時期から4316社の増。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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