マカオ税関、未許可でエアガン輸入した荷主の男を起訴=ネット通販で購入、台湾から発送

マカオ税関の発表によれば、5月8日に海外から輸入された郵便小包のX線検査を実施していた際、ライフルのようなものが入った小包が1個見つかったとのこと。

当該小包は台湾から発送されたもので、マカオ国際空港を経由してマカオに届けられたもの。武器が入っている可能性があることから、税関が職員を増員して荷物の管理にあたり、荷主が荷物を受け取りに現れるのを待ったという。

その後、荷主の男が郵便局に荷物の受け取りに現れた際、開封検査を実施。中に金属製のエアガン1丁が入っているのが確認された。エアガンは禁止武器に属するもので、輸入にあたって当局による事前許可が必要となる。男によれば、商品はインターネット通販サイトで購入したものといい、およそ2000パタカでコレクション用に購入したと話しているとのこと。税関では、男が許可を得ておらず、武器弾薬関連法に抵触するとして男を起訴。罪が確定した場合、罪が確定した場合、5000〜10万パタカ(約6万7600〜135万2800円)の罰金が科されるとともに、押収品がマカオ政府に帰属するとした。

税関によれば、2017年以降、これまでにマカオ税関が郵便局で発見した違法輸入案件は14件あり、内訳はエアガンが3件、生きた動物が1件、その他はたばこ、酒、シガーといった納税が必要な商品だったとのこと。

未許可でマカオに輸入されたエアガン(写真:マカオ税関)

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