マカオカジノIR運営大手サンズチャイナ、地元マカオ人社員2500人を管理職登用…総社員数2万9000人

マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の一角、サンズチャイナは5月10日、コタイ地区にある旗艦IR(統合型リゾート)ヴェネチアンマカオで現地教育機関と合同実施した社員研修成果の紹介及び「サンズチャイナIRマネジャー育成計画」キックオフ式典を開催。

同社のウィルフレッド・ウォン社長がスピーチの中で明らかにした内容によれば、現時点で2500人のマカオ人社員を管理職として登用しているとのこと。また、過去10年間で延べ1万人のマカオ人社員を含む延べ1万8000人に昇進機会を提供、ジュニアスタッフへの多元技能学習研修を通じ、260人のカジノディーラー職社員がカジノ部門から施設管理部門に異動したという。

同社の総社員数は約2万9000人で、昨年提供した総有給研修時間は160万時間、1日平均571人が研修を受け、1人あたり平均は64時間に上るとのこと。

今回、新たにスタートする「サンズチャイナIRマネジャー育成計画」には、250人の応募者の中から48人が合格。2年間の有給研修に参加し、研修を修了した後、中間管理職への昇進機会が与えられるとした。

現地教育機関と合同実施した社員研修成果の紹介及び「サンズチャイナIRマネジャー育成計画」キックオフ式典=2018年5月10日(写真:Sands China Limited)

現地教育機関と合同実施した社員研修成果の紹介及び「サンズチャイナIRマネジャー育成計画」キックオフ式典=2018年5月10日(写真:Sands China Limited)

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