マカオの建設コストの高さは世界9位、アジア2位=アジアトップは香港

このほど、オランダの建設コンサルタント会社、アルカディスが発表した世界50都市を対象とした建設コストの調査レポート「インターナショナル・コンストラクション・コスト2018」によれば、マカオが世界9位、アジア2位の高コスト都市となった。

1年前の調査と比較して、世界順位は4ランクダウン、アジア順位は横ばいだった。

世界ランク1位は米国・サンフランシスコ、2位は米国・ニューヨーク、3位は香港で、基準となる英国・ロンドンの平均コストと比較して香港が最大およそ2割高、マカオが同1割程度高いとされた。

なお、世界ランクでトップ10に入ったアジアの都市は香港とマカオのみ。香港、マカオに続くアジア3位は東京(世界12位)だったが、建設コストは際で最大でもロンドンをやや上回る程度だった。

面積(約30平方キロ)、人口(約65万人)ともに他の都市と比較して小さいマカオだが、近年、大規模インフラ整備プロジェクトと大型カジノIR(統合型リゾート)開発が同時並行で進められている。

マカオ・コタイ地区で建設中の大型カジノIR「グランドリスボアパレス」(資料)=2018年5月-本紙撮影

マカオ・コタイ地区で建設中の大型カジノIR「グランドリスボアパレス」(資料)=2018年5月-本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)は同空港のオープンに合わせ、1994年9月13日に…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は9月10日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対する取り締まりの一環…
  3.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業ギャラクシーエンターテインメントグループ(GEG)は9月1…
  4.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業サンズチャイナリミテッドとマカオバドミントン連盟は9月10…
  5.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)運営会社は9月10日、複数回グラミー賞にノミネート…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun