ベトナム人の男女5人が中国本土から泳いでマカオへの不法上陸企図

マカオ税関(澳門海關)は11月6日、同月6日未明に中国本土側からマカオ側へ泳いで不法上陸を試みたベトナム人の男4人、女1人の計5人の身柄を拘束し、関係機関に送致したと発表した。

6日午前1時45分頃、マカオ税関の巡視艇がタイパ島北西の沿岸に位置するマカオLRT海洋駅の正面海上で、中国本土側からマカオに向かって泳いで不法上陸を図る4人を発見、全員の身柄を確保した。

税関が4人に対して事情聴取を行ったところ、別の1人が逃走を図っていたことが判明。これを受け、税関が緊急配備を敷き、不法上陸者が目指していた陸地周辺に沿岸巡視員を集結させ一斉捜索に着手。その後、午前2時35分にマカオLRT海洋駅付近で不法上陸者1人を発見。調査の結果、泳いで不法上陸を試みた4人が指摘した逃走者であることが確認された。

5人の年齢は21〜33歳。このうち、男3人と女1人を不法再上陸罪で司法機関へ送致したほか、残る1人の不法上陸者については、治安警察局に身柄を引き渡したとのこと。

マカオ税関が身柄の拘束に成功したベトナム人の不法上陸者5人(写真:澳門海關)

マカオ税関が身柄の拘束に成功したベトナム人の不法上陸者5人(写真:澳門海關)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun