マカオ、フェリー乗船券転売の男女5人逮捕…交通チケット投機販売罪

マカオ税関(澳門海關)とマカオ治安警察局は11月7日と9日の2日間にわたり、マカオの海の玄関口となるマカオ外港及びタイパの2つのフェリーターミナル周辺において、治安環境浄化を目的としたフェリー乗船券の転売やスリ行為に対する摘発を実施した。

今回の摘発において、フェリー乗船券を転売していた男女5人を交通チケット投機販売の罪で逮捕し、計42枚のフェリー乗船券を押収した。いずれもカジノ企業がプロモーション用に発券した無料チケットで、フェリーターミナル周辺の旅客らに声掛けするなどして100〜160香港ドル(日本円換算:約1450〜2330円)で転売していたという。

マカオの多くのカジノでは、ギャンブラーがプレイするごとにポイントが貯まる会員プログラムを用意しており、一定のポイントに達するとフェリーチケットやホテル宿泊券、家電製品などの賞品と引き換えることができる。

転売されていたフェリー乗船券(写真:澳門海關/マカオ治安警察局)

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