中国中央、マカオ特区政府の2018年度施政を高く評価

今年度(2018年度)の施政報告及び来年度の展望について中央政府首脳に報告する「述職」のため北京を訪問中のマカオ特別行政区の崔世安(フェルナンド・チュイ)行政長官は12月17日夕方、全日程を終えたことを受け、現地で記者会見を行った。

崔行政長官によれば、習近平国家主席及び李克強国務院総理と会い、マカオ特別行政区全体として安定性を維持し、良好なの状況の下、経済の発展と民生の改善を施政の中心に据えて取り組み、ガバナンスの強化によって、今後国全体の発展に積極的に寄与できる体制作りを進めたことを報告し、高く評価されたという。

また、崔行政長官の2期目となる行政長官職の任期が残りおよそ1年となっているが、自身の今後については、残りの任期中、全力を尽くし、新たに選出される行政長官へスムーズなバトンタッチができるようにしたいと述べた。

習近平国家主席(右)への述職に臨むマカオ特別行政区の崔世安行政長官(左)=2018年12月17日、北京(写真:GCS)

習近平国家主席(右)への述職に臨むマカオ特別行政区の崔世安行政長官(左)=2018年12月17日、北京(写真:GCS)

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