マカオのカジノIR運営大手メルコがIR施設屋上に現地最大規模の太陽光発電システム設置…年間発電量は770万キロワット

マカオのカジノIR(統合型リゾート)運営大手、メルコ・リゾーツ&エンターテイメント社は1月2日、マカオ・コタイ地区にある傘下IR施設「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」及び「スタジオ・シティ マカオ」の屋上部分に地元中小企業の萬曜エナジー社と共同開発したマカオ最大規模の太陽光発電システムを設置したと発表。

設置面積は約3万平米、太陽光発電パネル数は1万8000枚超に上り、全面的に運用を開始した後の年間最大発電量は770万キロワット程度が見込まれるとのこと。一般家庭1500戸の年間電力消費量に相当し、26万本の樹木が年間に吸収する量とほぼ同じという年間6000トンの二酸化炭素排出量の削減につながるものとした。

同社では、今回の取り組みについて、地元中小企業の成長サポートに力を注いでいること、持続可能な開発を企業の社会的責任(CSR)の核心価値として位置付けていることを理由として挙げた。

マカオのカジノ施設は基本的に365日年中無休の24時間営業を行っている。マカオでは電力消費量のおよそ8割を中国本土からの輸入に依存している。

メルコ・リゾーツ&エンターテイメント社の旗艦カジノIR施設「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」の外観イメージ(写真:Melco Resorts & Entertainment Limited)

メルコ・リゾーツ&エンターテイメント社の旗艦カジノIR施設「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」の外観イメージ(写真:Melco Resorts & Entertainment Limited)


「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」屋上に設置された太陽光発電パネル(資料)-本紙撮影

「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」屋上に設置された太陽光発電パネル(資料)-本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月8日夜、マカオ域内で今年(2024年)6、7人目の輸入性デング…
  2.  マカオ治安警察局は10月7日、インバウンド旅客の女性(20代)にセクハラ行為をしたとしてマカオ人…
  3.  インバウンド旅客の大半を中国本土からの旅客が占めるマカオにとって年間最大の書き入れ時のひとつとな…
  4.  マカオ司法警察局は10月7日、勤務中に少なくとも60万香港ドル(日本円換算:約1143万円)分の…
  5.  マカオ政府統計・センサス局は10月7日、今年(2024年)6〜8月期の住宅価格指数を公表。 …

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年10月号
(vol.136)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun