マカオ、窃盗被害を自作自演の中国人ギャンブラー逮捕…カジノの負けを妻に知られ叱責されるのが怖くてやった

マカオ治安警察局は1月16日、架空の窃盗被害をでっち上げたとして中国本土出身の30代の男を虚構犯罪(狂言)の疑いで逮捕、送検したと発表。

警察発表によれば、同月14日午後3時頃、同局の緊急ダイヤルに「コタイ地区のIR(統合型リゾート)内のトイレに財布を置き忘れたのに気づいて戻ったが見当たらなかった」とする通報電話があったとのこと。

警察官が現場へ向かい、通報者と接触。通報者はなくなった財布には15万香港ドル(日本円換算:約208万円)が入っていたなどと説明したというが、発言内容に矛盾点が多くあったため警察官が追求したところ、自作自演だったことを認めたという。

男は犯行の動機について、13日にマカオへやって来たが、カジノのゲームで負け、手持ちの15万香港ドルを使い果たしたため、妻に知られ叱責されるのが怖くてやってしまったなどと供述しているという。

マカオでは、これまでにも度々カジノの負けを家族らに隠蔽する目的の狂言事案が報告されている。

架空の窃盗被害をでっち上げたとして虚構犯罪の疑いで送検される中国本土出身の30代の男(写真:マカオ治安警察局)

架空の窃盗被害をでっち上げたとして虚構犯罪の疑いで送検される中国本土出身の30代の男(写真:マカオ治安警察局)

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