マカオ警察、交通検問きっかけでタクシー移動中の麻薬密売人逮捕に成功

マカオ治安警察局は5月9日、同月8日にマカオ半島北部の拱形馬路で実施した交通検問で調査対象となったタクシーの乗客の20代のタンザニア人の男1人を麻薬・向精神薬違法販売容疑で逮捕したと発表。

警察によれば、被疑者は検問を受けた際に不審な様子だったといい、警察官が所持品検査を要求したところ、麻薬とみられる物品が見つかったとのこと。その後、男の自宅の捜索において、ケタミン、大麻、アイス(シャブ)などが発見され、末端価格にして合計約2万マカオパタカ(日本円換算:約27万円)相当分を押収したという。

また、同日、治安警察局所属の警察官がマカオ半島北部の羅白沙街で挙動不審な男を発見し、職務質問と所持品検査を行った際、大麻とみられる物品(包装含む重量0.62グラム)が見つかったとのこと。その後、医療機関で実施した薬物検査が陽性反応が確認されたという。警察では、この20代の海外労働者の男について、違法麻薬・向精神薬使用罪で送検する方針。

麻薬・向精神薬違法販売容疑で逮捕されたタンザニア人の男がタクシーでの移動中及び自宅に所持していた禁止薬物など(写真:マカオ治安警察局)

麻薬・向精神薬違法販売容疑で逮捕されたタンザニア人の男がタクシーでの移動中及び自宅に所持していた禁止薬物など(写真:マカオ治安警察局)

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