マカオ政府統計調査局は5月31日、今年（2019年）4月の商品貿易統計を公表した。

今年4月の商品貿易輸出総額は前年同月から12.9%減の9.5億マカオパタカ（日本円換算：約127.3億円）。このうち、再輸出は11.4%減の8.5億マカオパタカ（約113.9億円）で、品目別ではダイヤモンド製品が55.6%の大幅減だった。マカオ製の商品の輸出は22.7%減の1.1億マカオパタカ（約14.7億円）で、中でもたばこ製品が38.5%の顕著な減。商品貿易輸入総額は4.7%増の69.6億マカオパタカ（約932.5億円）で、コスメティック・スキンケア用品が46.2%、衣料品・靴類が21.2%、食品・飲料が14.0%のそれぞれ増だった一方、携帯電話、建設資材、ゴールド製ネックレスが37.3%、31.6%、13.3%のそれぞれ減。同月の商品貿易赤字は60.1億マカオパタカ（約805.2億円）。

今年1〜4月累計の商品貿易輸出総額は12.9%増の45.9億マカオパタカ（約615.0億円）、再輸出は17.6%増の41.5億マカオパタカ（約556.0億円）、マカオ製の商品の輸出は18.1%減の4.4億マカオパタカ（約59.0億円）。商品輸入総額は1.1%減の286.6億マカオパタカ（約3839.8億円）。貿易赤字は240.7億マカオパタカ（約3224.9億円）。

1〜4月の主要輸出先別は、中国本土が20.0%減の5.4億マカオパタカ（約72.3億円）、香港が25.3%増の31.9億マカオパタカ（約427.4億円）、米国が41.7%増の6173万マカオパタカ（約8.3億円）、EUが0.8%減の5251万マカオパタカ（約7.0億円）。品目別では、非紡績商品が11.9%増の42.8億マカオパタカ（約573.4億円）で、コスメティック・スキンケア用品が4.5倍増の2.1億マカオパタカ（約28.1億円）だった一方、粉ミルクは72.5%減の7429万マカオパタカ（約10.0億円）。紡績品及び衣類は30.2%増の3.1億マカオパタカ（約41.5億円）。

主要輸入元については、中国本土が3.4%減の96.9億マカオパタカ（約1298.3億円）、EUが2.7%増の77.1億マカオパタカ（約1033.0億円）。品目別では、消費財が7.2%増の200.1億マカオパタカ（約2680.9億円）。このうち、衣料品・靴類が27.8%増の29.6億マカオパタカ（約396.6億円）、コスメティック・スキンケア用品が35.7%増の20.7億マカオパタカ（約277.3億円）、燃料・潤滑油が2.8%増の21.6億マカオパタカ（約289.4億円）、携帯電話が28.2%減の19.6億マカオパタカ（約262.6億円）、建築資材が40.8%減の4.7億マカオパタカ（約63.0億円）だった。

今年1〜4月累計の対外商品貿易総額は前年同時期から0.7%増の332.5億マカオパタカ（約4457.8億円）。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）