マカオ 19年第2季の観光物価指数128.06…前年同期から1.39%下落=ホテル宿泊費の値下がりなど要因

マカオ政府統計調査局は7月15日、今年第2四半期(2019年4〜6月)の観光物価指数が前年の同じ時期から1.39%の下落となる128.06だったと発表。

同局では指数下落の主要因としてホテル宿泊費の値下がり、ハンドバック及び女性向け衣料品価格の値下がりが土産用食品の値上がり分を上回ったこと挙げた。分類別の価格指数でみると、宿泊が8.39%、衣類・履物が3.00%のそれぞれ下落。一方、食品・たばこ・酒が2.84%、レジャー・文化活動が2.70%のそれぞれ上昇。

今年第1四半期の観光物価指数との比較では7.15%の下落。旧正月(春節)後にホテル客室価格が大幅下落に転じたことから、ホテル宿泊の価格指数が31.64%の下落。また、航空券価格も値下がりしたことで、交通・通信の価格指数も4.21%下落。一方、夏物衣料が店頭に並んだことから、衣類・履物の価格指数は6.43%上昇。

直近4四半期(2018年第3四半期〜2019年第2四半期)の観光物価平均指数は、前の4四半期から0.44%の下落。このうち、衣類・履物は5.15%の下落で、食品・たばこ・酒、娯楽・文化活動の価格指数は3.62%、2.19%のそれぞれ上昇だった。

観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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