マカオ、19年6月の総合消費者物価指数対前年2.62%上昇の115.80…上昇幅は前月から0.07ポイント縮小

マカオ政府統計調査局が7月22日に公表した資料によれば、今年(2019年)6月の総合消費者物価指数(2013年10月〜2014年9月=100)は115.80となり、前年同月から2.62%上昇。上昇幅は前月(+2.69%)から0.07ポイント縮小した。

6月の主な指数上昇要因として、外食サービス費、家賃の上昇及び自動車、ガソリン、果物、豚肉小売価格の値上げが挙げられる。

分類別では、教育、交通の価格指数がそれぞれ5.90%、4.76%の顕著な上昇。一方、衣類・履物は1.40%の下落だった。マカオの総世帯数のおよそ5割を反映する毎月平均支出1万〜2万9999マカオパタカ(日本円換算:約13万3900〜40万1700円)の甲類消費者物価指数は115.83、3割を反映する毎月平均支出3万〜5万4999マカオパタカ(約40万1700円〜73万6400円)の乙類消費者物価指数は115.51で、それぞれ2.55%、3.23%の上昇だった。

6月の総合物価指数は前月から0.29%の上昇。夏物衣料が店頭に並んだこと、ゴールドの装飾品価格の値上がりによって衣料・履物、雑貨商品・サービスの価格指数が前月からそれぞれ0.80%、0.48%上昇。食品・ノンアルコール飲料の価格指数は0.43%上昇の上昇で、主に豚肉小売価格と外食サービス費の上昇に伴うもので、野菜小売価格の価格下落が一部を相殺した。一方、アルコール飲料価格の値下がりにより、酒・たばこの価格指数は0.44%の顕著な下落。甲類消費者物価指数は0.29%、乙類消費者物価指数は0.35%のそれぞれ上昇。

年率換算(2018年7月〜2019年6月までの12ヶ月)の総合消費者物価平均指数は、その前の12ヶ月との比較で3.03%上昇。分類別では、教育(+5.62)、交通(+5.43%)の価格指数の上昇が目立った。甲類消費者物価指数は3.02%、乙類消費者物価指数は3.05%のそれぞれ上昇。

今年第二四半期(4〜6月)の総合消費者物価平均指数は、前年の同じ時期から2.69%上昇。甲類消費者物価指数は2.64%、乙類消費者物価指数は3.15%のそれぞれ上昇。今年上半期(1〜6月)の総合消費者物価平均指数は、前年の同じ時期から2.79%上昇。甲類消費者物価指数は2.75%、乙類消費者物価指数は3.16%のそれぞれ上昇。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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