マカオの世界遺産「ドン・ペドロ5世劇場」でメンテナンス工事実施…工事期間中も一般公開継続

大航海時代以来、東洋と西洋を結ぶ貿易港として栄えたマカオ。東西文化がミックスしたエキゾチックな町並みが残るマカオ半島の歴史市街地区には、ユネスコ世界文化遺産リストに登録されている建物と広場が30ヵ所存在する。

マカオ政府文化局(ICM)は8月9日、世界遺産「ドン・ペドロ5世劇場」について、12日から建物及び周囲の石垣部のメンテナンス工事と敷地内の木の剪定作業を実施すると発表。工事及び作業は9月末にかけて実施を予定しているが、館内の一般公開は通常通り継続するとした。

ドン・ペドロ5世劇場は1860年に中国で最初の西洋式劇場として建てられたもので、現在もオーケストラの公演会場などとして現役で使われている。また、ホワイエや客席の一部を含む内部が一般公開されている。一般公開時間は午前10時から午後6時まで(火曜休、祝日にあたる場合はオープン)。

ドン・ペドロ5世劇場(写真:ICM)

ドン・ペドロ5世劇場(写真:ICM)

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