マカオ、19年7月のホテル客室稼働率93.2%…対前年1.3ポイント上昇=1〜7月平均は1.1ポイント上昇の91.4%

 マカオは人口約67万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリをはじめとした国際イベントが数多く開催されるアジア有数の観光都市として知られる。

 マカオ政府統計調査局発表資料によれば昨年(2018年)通期の訪マカオ外客数(インバウンド旅客数)は前年から9.8%増の延べ(以下同)3580万3663人で、3000万人の大台を5年連続突破するとともに、2年連続で最多記録を更新。今年7月のインバウンド旅客数は前年同月から16.3%増の353万0233人。このうち宿泊を伴う旅客は4.7%増の171万4484人で、同月のインバウンド旅客全体に占める割合は48.6%だった。

 かつて、訪マカオ旅客の大半が日帰りだったが、昨今では宿泊を伴う旅客が増加傾向にあり、過半数を上回る月も出現している。ただし、春節(旧正月)など大型連休のある月については、日帰り旅客が増大する傾向にあるほか、昨年10月24日の港珠澳大橋の開通で「橋を渡ることが目当て」の旅客が増えたことで、昨年10月以降は10ヶ月連続で日帰り旅客が過半数を上回った。

 マカオ政府統計調査局は8月30日、今年7月のホテル宿泊客関連統計を公表。今年7月の平均ホテル客室稼働率(簡易宿泊施設に相当するペンサオンを含む、以下同)は前年同月から1.3ポイント上昇の93.2%だった。

 ホテル等級別では、5つ星が前年同月から1.3ポイント上昇の94.0%、4つ星が1.2ポイント上昇の93.9%、3つ星が0.8ポイント上昇の94.2%。なお、5つ星ホテルの供給客室数が0.2%増、4つ星ホテルが4.8%減、3つ星ホテルが4.7%増だった点も考慮する必要がある。

 今年7月末現在、マカオで営業中のホテル数は前年同時期から3軒増の119軒、供給客室数は同0.2%減の3.85万室あり、このうち5つ星ホテルが1軒増の36軒で、供給客室数は全体の63.6%を占める2.45万室。

 今年7月のマカオのホテル宿泊客数は前年同月から3.5%増の125.2万人。主な内訳は中国本土旅客が6.9%増の88.9万人、香港旅客が0.9%減の14.8万人、韓国旅客が18.2%増の4.4万人、台湾旅客が13.6%減の4.1万人、日本旅客が10.4%増の1.4万人だった。ホテル宿泊客の平均滞在時間は0.1日短い1.4日。

 今年1〜7月累計のホテル宿泊客数は前年の同じ時期から1.8%増の816.3万人、平均客室稼働率は1.1ポイント上昇の91.4%、ホテル宿泊客の平均滞在時間は横ばいの1.5日。宿泊を伴う旅客全体に占めるホテル宿泊者の割合は3.0ポイント下落の69.7%。なお、昨年通期の平均客室稼働率は前年から3.9ポイント上昇の91.1%だった。今年に入って以降で稼働率が90%の大台を割り込んだのは6月のみ。

 マカオではホテル建設ラッシュが続いており、近い将来、供給数は5万室超に達する見込み。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

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