マカオ政府統計調査局は9月30日、今年（2019年）8月の商品貿易統計を公表した。

　今年8月の商品貿易輸出総額は前年同月から8.8%減の9.3億マカオパタカ（日本円換算：約124.3億円）。このうち、再輸出は11.9%減の7.9億マカオパタカ（約105.6億円）で、品目別では機械設備・パーツ、ダイアモンド・ダイヤモンドネックレス、腕時計がそれぞれ41.6%、34.7%、32.0%の大幅減だった。マカオ製の商品の輸出は16.3%増の1.3億マカオパタカ（約17.4億円）で、中でも衣類6.0倍増。商品貿易輸入総額は0.6%減の74.9億マカオパタカ（約1000.7億円）で、ゴールド製ネックレスと建築資材がそれぞれ26.1%、25.2%の減だった一方、ハンドバッグ・財布、コスメ・スキンケア用品はそれぞれ28.0%、15.2%の増だった。同月の商品貿易赤字は65.7億マカオパタカ（約877.8億円）。

　今年1〜8月累計の商品貿易輸出総額は3.0%増の83.7億マカオパタカ（約1118.3億円）、再輸出は5.0%増の74.4億マカオパタカ（約994.0億円）、マカオ製の商品の輸出は10.9%減の9.3億マカオパタカ（約124.3億円）。商品輸入総額は2.5%減の566.7億マカオパタカ（約7571.4億円）。貿易赤字は3.4%減の483.0億マカオパタカ（約6453.1億円）。

　1〜8月の主要輸出先別は、中国本土が22.5%減の10.6億マカオパタカ（約141.6億円）、香港が7.5%増の54.4億マカオパタカ（約726.7億円）、米国が58.5%増の1.4億マカオパタカ（約18.7億円）、EUが3.5%増の1.4億マカオパタカ。品目別では、非紡績商品が0.8%増の77.2億マカオパタカ（約1031.2億円）で、コスメティック・スキンケア用品が2.3倍増の4.0億マカオパタカ（約53.4億円）だった一方、カジノ用品は42.2%減の1.6億マカオパタカ（約21.4億円）。紡績品及び衣類は39.2%増の6.5億マカオパタカ（約86.8億円）。

　主要輸入元については、中国本土が4.3%減の189.4億マカオパタカ（約2530.0億円）、EUが5.4%増の155.6億マカオパタカ（約2078.5億円）。品目別では、消費財が4.8%増の395.9億マカオパタカ（約5288.4億円）。このうち、コスメティック・スキンケア用品が32.8%増の40.0億マカオパタカ（約534.3億円）、靴類が23.6%増の17.3億マカオパタカ（約231.1億円）だった一方、燃料・潤滑油が0.7%減の48.1億マカオパタカ（約642.5億円）、携帯電話が36.1%減の27.3億マカオパタカ（約364.7億円）、建築資材が32.2%減の9.8億マカオパタカ（約130.9億円）だった。

　今年1〜8月累計の対外商品貿易総額は前年同時期から1.8%減の650.4億マカオパタカ（約8688.0億円）。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）