マカオ国際空港で旅客の手荷物から禁制品の「弾丸」見つかる…中身は砂も中国本土出身の男逮捕

 マカオ治安警察局の発表によれば、10月29日にマカオ国際空港から中国海南省へ向かう旅客便を利用予定の乗客の手荷物の中から禁制品と思われる品が見つかったという空港警備担当から通報があったという。

 通報を受けて駆けつけた警察官が荷物の中身を確認したところ、禁制品に相当する弾丸が確認されたことから、荷物の持ち主である中国本土出身の自称商人の男(32)を逮捕したとのこと。なお、弾丸の中にはピンク色の粉末が入っており、男は警察の調べに対し、昨年地元で友人から贈られたもので、朱色の砂は厄除けの意味があるなどと説明したという。警察は、すでに男を武器弾薬関連法違反の罪で送検済みとした。

 マカオ国際空港の荷物検査場では旅客の携行品の中から禁止武器に相当する物品が発見される事案が相次いでいる。スタンガンや催涙スプレーといった護身用の商品であっても、同時に攻撃性を有するとみなされることから、マカオでは禁止武器の範疇に含まれている。

旅客の手荷物の中から発見された弾丸(写真:マカオ治安警察局)

旅客の手荷物の中から発見された弾丸(写真:マカオ治安警察局)

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