マカオの街頭監視カメラ、2028年までに4200台体制へ…現状の約2.6倍

 マカオ特別行政区政府が10月30日に公布した「防災減災10年計画(2019〜2028年)」の中で、「天眼(スカイアイ)」と呼ばれる街頭監視カメラを2023年までに2600台、2028年までに4200台体制とすることが盛り込まれた。

 マカオ警察総局は11月5日、スカイアイの設置計画についてプレスリリースを発出。これまで1620台を4段階に分けて設置を進めており、2020年第1四半期までに完了見込みとのこと。目下、第5、第6段階の設置計画について検討を進めているとし、具体的には第5段階で学校及びバス停等の公共交通機関周辺を中心とした特定区域に300台、第6段階で主に商業施設周辺地区と人が密集する公共エリアの補充用に680台で、防災減災プランに示された2023年までに2600台体制とする指標をクリアするとした。また、2028年までに4200台体制とする指標については、沿海部一帯、新興埋立地に1600台を設置する計画があるという。

 スカイアイは犯罪捜査にも活用されており、すでに多くの事件解決につながる成果を挙げている。

 参考までに、マカオの面積は約32平方キロ。東京の山手線の内側のおよそ半分に相当する。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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