マカオ国際空港で旅客の手荷物から「斧」見つかる…禁止武器所持でフィリピン人の男逮捕

 マカオ治安警察局の発表によれば、11月25日午後11時頃、マカオ国際空港の手荷物検査場のX線検査係員からフィリピンへ向かう旅客便を利用予定の乗客の機内持ち込み用バックパックの中から斧のようなものが見つかったと通報があったという。

 通報を受けて駆けつけた警察官がバックパックの中身を確認したところ、禁制品に相当する斧が確認されたことから、持ち主である40代のフィリピン人の男を逮捕したとのこと。男は警察の調べに対し、広東省珠海市滞在中に友人から贈られたもので、フィリピンへ持ち帰って煮炊き用の薪割りに使う予定だったなどと説明したという。警察では、検査の結果、この斧が攻撃性を有するものであると確認されたとし、男を武器弾薬関連法違反の罪で送検する方針とした。

 マカオ国際空港の荷物検査場では旅客の携行品の中から禁止武器に相当する物品が発見される事案が相次いでいる。スタンガンや催涙スプレーといった護身用の商品であっても、同時に攻撃性を有するとみなされることから、マカオでは禁止武器の範疇に含まれている。

旅客の手荷物の中から発見された斧(写真:マカオ治安警察局)

旅客の手荷物の中から発見された斧(写真:マカオ治安警察局)

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