中国・習近平国家主席が崔世安マカオ行政長官と会談…10年間にわたる任期中の実績を評価

 中国の習近平国家主席は12月18日から3日間の予定でマカオ入りしている。習主席は18日午後4時にマカオ国際空港へ到着した後、マカオ半島南部にある新竹苑に移動し、崔世安(フェルナンド・チュイ)マカオ行政長官と会談に臨んだ。

 崔行政長官はマカオ特別行政区の首長にあたる行政長官を2期10年間にわたって務め、12月19日に任期満了を迎える。

 会談において、習主席は崔行政長官が任期中にリーダーシップを発揮し、マカオ政府が一国二制度の確実かつ正確に実践し、憲法とマカオ基本法に厳格に基づいた穏健な施政運営を行ったことで、国家安全の維持はもちろんのこと、安定した社会の保持、経済発展の推進、民生改善の推進、中国本土との交流と協力の深化、外交往来の拡大など多くの成果を収め、マカオの安定的繁栄という良好な局面をより強固に、そして発展させたとし、中央政府としてその手腕を十分に肯定していると評価した。

 崔行政長官はマカオ特別行政区とマカオ市民代表して習主席夫妻のマカオ訪問を熱烈歓迎すると挨拶した後、習主席と中央政府のマカオに対する思いやり、自身に対する信任と支持について心からの感謝を意を示したほか、行政長官を退いた後についても新行政長官及び政府による法律に則った施政をサポートすることで、マカオのため、国家のための貢献を継続していきたいと抱負を述べた。

習近平国家主席(右)が崔世安マカオ行政長官と会談=2019年12月18日、マカオ・新竹苑(写真:GCS)

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