マカオの世界遺産・セナド広場でスリ…中国本土出身の男1人を現行犯逮捕

 マカオ治安警察局は1月13日、同月12日午後に観光名所が多く集まるマカオ歴史市街地区のセナド広場周辺で警察官がスリ警戒パトロール中、中国本土出身の40代のスリの男の現行犯逮捕に成功したと発表。

 警察発表によれば、パトロール中の警察官がセナド広場で通行人の貴重品を付け狙う挙動不審な男を発見。この男が1人の旅客を追うようなかたちで広場近くの店舗に入り、店内で旅客のコートの外側のポケットからスマートフォン1台を抜き出し、自身のコートの内ポケットにしまったのを目撃したことから、その場で男を制止し、所持品検査を実施したところ、当該スマートフォンが発見されたことから、現行犯逮捕するに至ったという。警察では、被疑者を窃盗罪で送検する方針。

 マカオでは、混雑した公共路線バスの車内やバス停、観光名所周辺、さらにはマカオへ向かう航空機内等でスリ事件が頻発しており、警察が被害防止のため身の回りの品に対して細心の注意を払うよう呼びかけている。

マカオ治安警察局がスリの現行犯で逮捕した中国本土出身の男=2020年1月12日(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  2.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  3.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun