マカオ、關閘イミグレーション経由の出入境者数が単日最多記録更新…1月11日に49.9万人

 昨年(2019年)、マカオ半島北部にあり、広東省珠海市の拱北地区との主要な陸路の玄関口となる關閘イミグレーション(通称:ボーダーゲート)経由の出入境者数は対前年8%増の約1.45億人(延べ、以下同)に上った。同年のマカオ全体の出入境者数の75%を占めた。

 マカオ治安警察局が1月13日に発表した最新データによれば、今年(2020年)1月11日の關閘イミグレーション経由の出入境者数が49.9万人に達し、昨年12月28日に記録した最多記録(48.4万人)を半月足らずでに更新したとのこと。この日、最も混雑した時間帯は午後5時から9時の間で、9.7万人の出入境があったという。

 なお、1月11日は特に大きなイベントのある特異日ではなく、通常の土曜日にあたる。目下、春節(旧正月)を2週間後に控える歳末シーズンとなっており、買い物客らの往来が増える傾向にある。

 マカオは面積約30平方キロ、人口約66万人(海外労働者約18万人含む)の小さな都市だが、昨年の訪マカオ外客数は年間3940万人超に上り、人の出入りが多い。訪マカオ旅客数に占める中国本土旅客の割合はおよそ7割となっている。

關閘イミグレーションでは、審査ブースを最大限オープンして増大する旅客に対応したとのこと(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  2.  マカオ政府が経済ダイバーシティ化の一環、また「舞台芸術の都」を築く目標に沿ってコタイ地区の南東部…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は12月6日、今年(2024年)8〜10月の住宅価格指数を公表。 …
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  5.  マカオ半島新口岸地区に位置するホテル、アーティゼン グランド ラパ マカオ (Artyzen G…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun