マカオ大学、2020年のマカオの経済成長率をマイナス3.7%と予測

 マカオ大学マカオ研究センター及び社会科学学部経済学科は1月14日、今年(2020年)のマカオのマクロ経済予測を発表。経済成長率予測についてはマイナス3.7%とした。

 経済学科助教の關鋒氏(写真中央)によれば、今年のマカオにおける固定資産形成総額が大幅に下落する可能性があるほか、マカオ経済に占める割合の大きい観光業とカジノ業の売上規模が依然として縮小していることが最も重要なマイナス要素となり、マカオの経済発展に対して慎重な見方をせざるを得ないとのこと。また、米中貿易摩擦については、交渉第一段階で成果があったが、短期的な経済安定化作用はあるものの、年間を通じて国際経済・貿易摩擦の焦点は大きく変わらないだろうとした。

 このほか、マカオ大学ではマカオ経済データベースの第一段階の整理を終え、目下、1979年から1999年までの人口、教育、消費、物価など15カテゴリー、計380項目の経済データがまとまったという。

マカオ大学が2020年マカオマクロ経済予測を発表=2020年1月14日(写真:University of Macau)

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