マカオ、絶滅危惧種「ピンクイルカ」の死骸が漂着

 マカオ政府海事・水務局は5月14日、同日午後、コロアン島のコロアンヴィレッジにある譚公廟前の岩場にイルカの死骸が浮いているとの通報を受けて、市政署とともに処理にあたったと発表。

 その後、市政署による鑑定の結果、中国の第一級保護動物に指定されているピンクイルカ(中華白海豚、日本語名:シナウスシロイルカ)であることが確認された。

 イルカの体長は約2.4メートルで、発見時点ですでに腐乱が進んでおり、外傷はなかったという。死亡してから海流に乗って現場に漂着したとみられる。今後、マカオで火葬される予定。

 シナウスシロイルカの学名はSousa chinensis、主にインド洋から太平洋沿岸に生息している。中国では、広東省から香港、マカオにかけての珠江口が主な生息地となる。

 近日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、マカオ周辺海域を航行する船舶が少なくなっており、マカオ沿岸でもピンクイルカとみられる動物の泳ぐ様子が確認されている。

マカオ・コロアン島で見つかったピンクイルカの死骸=2020年5月14日(写真:マカオ政府海事・水務局)

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