WTCRが改訂版カレンダー発表、アジア4戦削減…マカオGPのプログラムも変更必至=新型コロナ余波

 このほど国際自動車連盟(FIA)がワールドツーリングカーカップ(WTCR)の2020年シーズンの改訂版カレンダーを公表。下半期に予定されていたマカオを含むアジアラウンドの4戦が削除された。

 2020年シーズンのWTCRは当初4月にハンガリーで開幕予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行の影響を受け、開幕を9月に延期。改訂版カレンダーによれば、ヨーロッパ6ヶ国で6戦16レースを開催予定としている。

 2020年シーズンのマカオラウンドは第67回マカオグランプリ(11月19〜22日)に合わせての開催だったことから、マカオグランプリのプログラムも変更を余儀なくされそうだ。

 マカオでも新型コロナの影響で1月下旬から大規模イベントの中止や延期が相次いでいるが、域内における状況が落ち着いてきたことを受け、マカオ政府体育局は6月後半のマカオ国際ドラゴンボートレースを皮切りに、第67回マカオグランプリを含む下半期に予定されている大型スポーツ催事を開催する方針を示している。同局は6月2日、マカオの政府系放送局TDMの報道番組の取材に対し、WTCRの新カレンダー発表を受け、マカオグランプリのプログラムに変動が生じることを認めた上、詳細については後日発表予定であると応じた。

マカオグランプリのイメージ(資料)=2019年11月本紙撮影

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