マカオ治安警察局は6月4日、同局がマカオ大学工商管理学部に委託した「市民の治安警察局に対する満足度調査（2019年）」の結果を公表。

　2019年の総体評価は5点満点の4.1点で、第三者委託による調査を開始した2011年の以来の最高スコアとなった。点数は2015年にわずかな下落となったのみで、右肩上がりの上昇傾向を維持している。

　調査は2019年9月2日から10月31日にかけて、直近3ヶ月以内に治安警察局が提供する35種類の対外サービスを利用した接触歴のある18歳以上のマカオ市民を対象に、電話インタビュー、街頭での対面インタビュー、インターネットを使った電子調査票を通じて実施したもので、有効回答数は3700。

　治安警察局では、調査結果に関する局内報告会を開催済みで、調査結果で明らかになった課題の改善に取り組むよう関係部署に要求したとのこと。今後、改善のフォーアップを進めながら、市民に対してより高効率かつ高品質なサービスを提供できるよう勤めるとした。

　治安警察局は観光警察隊も擁し、観光名所周辺のパトロールやインバウンド旅客向けのサービスを提供している。

マカオ治安警察局の呉錦華局長（左）と今回の調査を担当したマカオ大学工商管理学部の李振國助教（写真：マカオ治安警察局）

「マカオ市民の治安警察局に対する満足度調査」総体評価スコアの推移（図版：マカオ治安警察局）