マカオ航空が10年連続黒字

 6月10日付のマカオ特別行政区公報に掲載されたマカオ航空(NX)の2019年度決算公告によれば、同年度の営業収益は前年から6%増の43.85億マカオパタカ(日本円換算:約594億円)、純利益は29.5%減の1.5億マカオパタカ(約20億円)で、10年連続黒字となった。

 同社は2019年に新機材7機を導入(購入3機、リース4機)し、2機を退役させたとのこと。2019年末の保有機材数は23機、平均機齢は6.53年で、前年から1.76年若返ったという。

 マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空はマカオのフラッグシップキャリア的存在で、中国4大航空会社の一角にあたるエアチャイナ(中国国際航空)が7割弱、マカオ特別行政区政府が2割強の株を保有。マカオと日本(成田、関西、福岡)を結ぶ直行便を自社運航する唯一の航空会社としても知られる。

 なお、新型コロナの余波により、今年1月下旬以降、日本路線を含む多くの路線で運休を余儀なくされている状況。

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

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