マカオ当局、港珠澳大橋経由で香港との間を結ぶシャトルバスの乗客らに新型コロナウイルス陰性証明の提示を必須化

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは7月13日、同日正午から港珠澳大橋経由で香港との間を結ぶシャトルバス(いわゆる「金巴」)について、香港からマカオへ向かう乗客に対して7日以内に発出された新型コロナウイルス核酸検査の陰性証明の提示を必須化すると発表。

 近日、香港では新型コロナの市中感染例が多数確認されており、予断を許さない状況となっている。一方、マカオでは100日以上に渡って輸入関連性症例の確認がなく、状況は落ち着いている。

 このほか、12日夜にはマカオのタイパフェリーターミナルと香港国際空港を結ぶ高速船の特別便についても、14日午前6時以降にマカオから香港国際空港へ向かう乗客に対して7日以内に発出された新型コロナウイルス核酸検査の陰性証明の提示を必須化すると発表している。高速船は約1ヶ月の期間限定で特別運航するもので、16日までの運航予定。

 同センターでは、陰性証明書の提出を必須化した理由について、シャトルバス及び高速船の同乗者と運行(運航)スタッフの安全を保障するためとしている。

車体の色から金巴(ゴールドバス)と呼ばれる港珠澳大橋シャトルバス(資料)–本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は7月26日、同局の管轄下にある特警隊が同月27日午前9時から正式にタイパ島北安…
  2.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月25日、今年第2四半期…
  3.  マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で7月26日午後、マカオ警察総局と…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は7月26日、今年第2四半期(2024年4〜6月期)の雇用…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun