2月新規ローン貸付、住宅下落・商業物件上昇

マカオ政府金融管理局は23日、今年(2013年)2月の住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。住宅向け、商業物件ともに対前月で伸長。未返済ローン残高についてもともに上昇している。

2月の新規住宅ローン貸付承認総額は20億パタカで、前月比31.3%の下落。うち、マカオ居民が占める割合は96.1%に。金額ベースではマカオ居民が31.9%下落、非居民が15.2%の減となった。しかし、前年同月比では29.0%の上昇。

未完成物件に対する新規貸し付けは8,076万パタカで、前月比30.1%下落。うちマカオ居民によるものが同95.5%を占め27.9%下落、非居民は同57.7%の下落だった。前年同月比では167.8%の大幅上昇。

商業物件への新規貸付は前月比96.2%増の74億パタカ。内訳はマカオ居民によるものが95.9%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが同124.7%の顕著な増、一方、非マカオ居民が50.7%の下落となった。前年同月比では599.2%増。

2月末締めの未返済住宅ローン残高は990億パタカで前月比0.8%、前年比28.8%のそれぞれ増。うちマカオ居民が93.1%を占めた。商業物件は同729億パタカで前月比3.2%、前年比17.6%のそれぞれ増、うちマカオ居民が91.3%となっている。

なお、返済滞納率は住宅ローンが0.06%で前月と変わらず、前年比0.02%下落。商業物件ローンは前月比0.01%下落、前年比0.07%上昇の0.16%となった。

タイパ島のマンション群(資料)―本紙撮影

タイパ島のマンション群(資料)―本紙撮影

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