マカオと深セン蛇口港を結ぶ高速船が約半年ぶりに運航再開…マカオと中国本土の往来制限緩和受け

 マカオと中国本土における新型コロナ流行状況が落ち着いたことを受け、両地の往来に係る水際措置が段階的に緩和されている。

 マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は9月8日、マカオの外港フェリーターミナル及びタイパフェリーターミナルと広東省深セン市の蛇口港を結ぶ高速船について、同月10日から運航を再開すると発表。

 同路線は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策の一環で今年(2020年)2月下旬から運休が続いており、およそ半年ぶりの運航再開となる。

 DSAMAによれば、運航再開から4日間は外港、タイパ発が1便ずつとし、14日以降に2便ずつ、21日以降に4便ずつに順次増便するとのこと。利用にあたっては、マスクの着用が必須で、直近7日以内の新型コロナ核酸検査(PCR検査)陰性証明書及び「健康コード」(広東省衛生当局の指定ウェブサイトで直近の滞在歴、新型コロナ患者との接触歴の有無、発熱や咳といった症状の有無、連絡先を入力して生成されるもの)の提示など水際措置で定められた諸条件をクリアする必要があるという。また、高速船の運航会社と各フェリーターミナルの警備及び清掃を担当する会社に対し、船内とフェリーターミナルの公共エリアの清掃、消毒を徹底するよう要求済みとした。

 マカオと広東省を結ぶ航路については、マカオ・内港と広東省の珠海・湾仔を結ぶ渡し船の運航も8月20日から再開されている。

マカオと深セン蛇口港を結ぶ高速船の運航再開後のマカオ発時刻表(図版:DSAMA)

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