マカオ 20年8月末の外貨準備高約2.5兆円=前月末から3.0%減

 マカオ特別行政区金融管理局は9月14日、今年(2020年)8月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)の初歩統計が前月の修正後統計から3.0%減の1892億マカオパタカ(237.1億米ドル、日本円換算:約2兆5131億円)だったと発表。

 今年8月末の外貨準備高は前月末のマカオ流通貨幣の約10倍、広義マネーサプライ(M2)におけるマカオの法定通貨、マカオパタカ分の81.7%だった。

 また、同月のマカオパタカの貿易加重指数は105.7で、前月から1.51ポイント、前年同月から2.04ポイントのそれぞれ下落。主要貿易相手国・地域の通貨に対して前月比及び前年同月比でマカオパタカ安の状況にあることを示している。

 マカオは面積約32平方キロ(山手線の内側のおよそ半分)、人口約69万人という小さな地域だが、マカオの年間カジノ売上は世界最大を誇り、年間およそ3940万人(2019年)の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月25日、今年第2四半期…
  2.  マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で7月26日午後、マカオ警察総局と…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は7月26日、今年第2四半期(2024年4〜6月期)の雇用…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  5.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun