マカオ、記念切手の販売量が大きく落ち込む…コロナ禍インバウンド旅客大幅減響く

 マカオは独自の郵便制度を有し、毎年数多くの記念切手を発行している。マカオの記念切手は東西文化の交差点らしい独特のテーマ設定やデザイン性から世界的にも評価が高く、コレクターも多いことで知られる。

 マカオ政府郵電局の劉惠明局長は10月7日、「動物愛護」と「金庸の武侠小説」をテーマにした新記念切手の発行に関するプレス発表会に出席した際、コロナ禍で水際措置が強化されたことによるインバウンド旅客数が激減する中、記念切手の販売量が減少しており、保守的な見通しとして通期で対前年3分の1減になるだろうと述べた。年間予約分など固定分に大きな変化はないが、香港や広東省から日帰りで購入に訪れる流動分の販売が落ち込んでいるという。

 なお、今年6月24日にはマカオでは新型コロナの防疫に対する取り組みをテーマとした記念切手が急遽発行されるなど、時事性のあるテーマも採用されている。

最新の記念切手を紹介するマカオ政府郵電局の劉惠明局長(中央)=2020年10月7日(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は3月21日、「喫煙予防及び管理制度」に関する2021〜2023年のフ…
  2.  マカオ政府文化局(ICM)は3月23日、今年で11回目を迎える「マカオ・インターナショナル・パレ…
  3.  マカオでは台風による災害がしばしば発生している。2017年と2018年に連続して超大型台風の襲来…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は3月22日夜、同日マカオで今年(2025年)2例目となる在郷軍人病(…
  5.  マカオ市政署(IAM)は3月21日、タイパ島随一の観光名所として知られるタイパビレッジの官也街(…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun