2019年のマカオ広告・MICE業界の収入12.3%増

 マカオ政府統計調査局は10月7日、昨年(2019年)のマカオの広告及びMICE業界に関する調査結果を公表。

 昨年時点で営業中の広告業者数は755、MICE関連サービス事業所数は126で、合わせて前年から42増の881、従業員数は11.2%増の2900人に。2業界の収入は12.3%増の14.7億マカオパタカ(日本円換算:約195億円)、総支出は8.6%増の13.3億パタカ(約177億円)で、支出のうち57.1%を購買、外注サービス及びコミッションが占めた。

 個別にみると、広告業社の収入は6.5%増の9.0億マカオパタカ(約120億円)で、広告サービスによるものが66.0%を占めた。支出は3.5%増の8.2億マカオパタカ(約109億円)。通年の利益は45.4%増の7676万マカオパタカ(約10億円)、業界の経済貢献を示す付加価値総額は14.3%増の3.6億マカオパタカ(約48億円)に。固定資本形成総額は11.7%増の1607万マカオパタカ(約2億円)。

 MICEサービス関連事業所の収入は22.8%増の5.8億マカオパタカ(約77億円)で、MICEサービスによるものが90.8%を占めた。支出は17.8%増の5.1億マカオパタカ(約68億円)。収入の増加幅が支出の増を上回ったため、通年の利益は85.0%増の6302万マカオパタカ(約8億円)、付加価値総額も24.9%増の1.7億マカオパタカ(約23億円)に。固定資本形成総額は機器の設置増の恩恵を受け、96.8%増の1051万マカオパタカ(約1億円)。

2019年第2四半期に開催された国際カジノ見本市「G2Eアジア2019」エキジビション会(資料)=2019年5月21日、ザ・ヴェネチアン・マカオにて本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は4月26日、今年第一四半期(2024年1〜3月期)の雇用…
  2.  マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の…
  3.  近日、マカオを含む中国華南の珠江デルタ地域では大雨が続いている。  マカオ政府海事・水務局…
  4.  マカオ貿易投資促進局(IPIM)は4月24日、マカオにおけるMICE誘致状況のアップデートを明ら…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun