香港、12/13単日の新型コロナ新規感染確認数は95人…感染経路不明が第4波下最多の41人に

 香港では、新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」を迎えている。

 香港政府は12月13日夕方の記者会見で、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数が95人だったと発表。内訳は市中感染が92人、輸入性が3人。3日連続で2桁にとどまったが市中感染のうち感染経路不明は41人で、第4波下で最多に。このほか、陽性予備群が70人超いるという。

 市内各所で集団感染(クラスター)も相次ぎ確認されており、近日は集合住宅(マンション)における感染連鎖も続いている状況。すでに700人以上の大規模クラスター化しているダンスクラブ関連は新たに7人の感染確認があった。また、港珠澳大橋のイミグレーション施設での交差感染事例も初めて明らかになった。

 ここまでの香港における累計感染確認数は7542人、退院者数は6202人、死者数は1人増えて117人。

 直近の死者は感染経路不明の感染者の42歳女性で、12日夜に死亡が確認された。香港で3番目に若い死亡例となる。発熱と咳、呼吸困難の症状が出て入院し、入院2日後に危篤となり、7日目に死亡した。持病はなかったとみられるが、急激に症状の悪化が進んだとのこと。第4波のウイルス株は感染力が強く、比較的若い年齢層でも症状が重篤化しやすいことが指摘されている。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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