マカオ、2020年通期の犯罪件数は対前年29%減の約1万件

 マカオ保安庁は2月25日、昨年通期(2020年1〜12月)の犯罪統計及び法執行状況報告を公表。マカオにおける犯罪件数は前年から29.1%減の1万0057件だったとのこと。

 保安庁では、マカオの治安は安定的で良好な情勢を維持しているとの見方を示した。

 マカオでは昨年1月下旬以降、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて防疫対策を講じており、中でも厳格な水際措置による影響でインバウンド旅客数が大幅に減少し、ゲーミング(カジノ)業界にも甚大な影響が生じた。

 昨年9月下旬から中国本土におけるマカオ渡航許可(ビザに相当)の発給が全面的に再開され、一部回復の兆しがあるものの、保安庁では通期の犯罪統計におけるゲーミング関連犯罪データは代表性に欠けるとし、昨年第1四半期、上半期、第3四半期に続いて毎四半期恒例の「ゲーミング業のマカオの治安に対する影響」についての評価コメントの発表を見送った。

マカオ保安庁の入るビル(写真:マカオ保安庁長官事務所)

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