マカオで約1ヶ月ぶり新型コロナ新規感染確認…ネパールからの入境者、輸入性無症状再陽性事案=累計50人目

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が世界各地へ拡大し、終息の兆しが見えない中、国際観光都市マカオでも状況の変化に応じた各種防疫対策が講じられている。

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは5月16日夜、同日新型コロナの新規感染確認が1例あり、ネパールからマカオへ戻った男性(31)とのこと。隔離検疫期間中のPCR検査がきっかけで発覚した。マカオ政府はネパールを高リスク地域に割り当てており、入境後28日間の隔離検疫が必須となっている。感染確認に至る経緯は下記の通り。

 患者は4月24日にネパールの首都、カトマンズを出発。入境前のPCR検査結果は陰性だったが、25日の入境直後に受検したPCR検査では陰性だったものの、IgM抗体検査は陽性で、すでにネパールにおいて新型コロナに感染していた可能性があり、再陽性となるリスクがあるとして、通常の指定ホテルではなく、医療機関で隔離検疫を受けることになったという。その後、4月28日、5月2日、9日のPCR検査では陰性が続いたが、16日のPCR検査で弱陽性に。患者の場合、外地における感染確認歴がないことから、輸入性無症状再陽性とされたというもの。

 同センターでは、外国における新型コロナの流行状況は深刻で、感染力の極めて強い変異株の出現位より感染リスクが高まっていると同時に、世界各地でPCR検査結果が複数回陰性であっても陽性に転じた例が報じられていることを挙げ、公共衛生上のリスクを軽減するため、外国からマカオへ戻った人に対し、総合的な感染状況を確定するためPCR検査のほか、抗体検査の受検を必須とする措置を講じているとした。

 マカオにおける新型コロナの新規感染確認は4月初旬以来、約1ヶ月ぶりのこと。累計では50人目。内訳は域外からの輸入性が48人、輸入関連性事案が2人。ただし、市中感染例は5月16日まで413日連続ゼロを維持しており、封じ込めに成功している状況。院内感染、死亡例についてもゼロ。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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